春の雑記

気づけば4月中旬になっている。新シーズンにも慣れかけてきて、時間に余裕もできたので近頃はレコード屋さんにもたくさん行けている。お金がなくほぼみて終わるのだが。 ぼくは新譜を聴くのはもっぱらストリーミングである。 それでもレコードで買いたい作品…

まぼろしのようなバンドのこと

自分が音楽を志してまもないころに憧れた、年の差にすれば親の歳と同じくらいのミュージシャンの訃報はやはり耐えられぬものがある。 先日逝去が報じられた亀川千代さん、そしてゆらゆら帝国もそんなぼくの憧れのひとつだった。 彼らがデビューした1998年の…

this heart of mine

気づけば桜が散り始めている。東京では例年よりも遅い開花だったそうだ。 春休みが終わってしまう、と目先のことに気をとられているうち、見頃をすっかりのがしてしまった。 なんなら、そうやって目先のことに気をとられているうち、すっかり4年が経っていた…

おしゃべりについて。

おしゃべりが好き。 おしゃべりは好きだが嫌い、この矛盾を理解できる人も少なくはないのではないか。おしゃべりすることは少なからずぼくにもある。 お相手は、男性の場合もあれば女性の場合もある。年上の場合もあれば年下の場合もあり、はじめましての場…

ぼくは、あなたのくだらないこと

かなしい思い出はうすれてゆく。たぶん脳みそが気をきかせて、忘れたふりをしてくれている。 ただ、どうもそのせいで、昨年の思い出を丸ごと忘れそうになる。セーフサーチ機能をONにしたらなにも表示されなくなった、みたいな状態。 このままいくと、なにも…

うまくないことについて。

「楽器がうまくなりたくて悩んでいる」「バンドを組んでいるが、もしかしたら自分の力不足がメンバーの足を引っ張っているかもしれない」というような相談を1週間ほど前に受けた。 うーん、別にそのままでいいのになあ、と自分は自分のことを棚にあげて、思…